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YKLS 今日のライフスタイルQ&A 過去倉庫

(脳が若返る方法)ポケットの10円玉と100円玉を感触で識別する

10円玉と100円玉を感触だけで識別ということは、眠っていた「触覚」が鋭くなり、脳全体が動き出すことにつながります。形は目でみればわかってしまうので、普段は「感触」として意識することはあまりありません。そのため触覚は脳の中で眠ってる感覚です。
さらに不便さをつくるため速く認識出来るようになるとよいでしょう。

(著者:米山公啓 教授 2011年09月09日分) 

(脳が若返る方法)目を閉じて食事をする

視覚情報をカットすることで空間把握、嗅覚 、味覚、触覚を刺激できます。
なぜなら私たちは、多くの情報を「目」から得ているからでず。脳を意識して使うためには、多くの情報をカットし、どこか不便さを感じるような状況をつくる必要があります。舌や鼻、手などの感覚に意識を集中させることが何よりも大切です。
本日より新しくはじまった「脳が若返る方法」のコラムですが,週3回更新されます。是非ともご覧下さい

(著者:米山公啓 教授 2011年09月07日分) 

(介護相談)義きょうだいへの愚痴を言ってしまいます

(相談内容)
相談者:嫁50代 :義母80代
義父を見送り、今は義母を介護している。介護は脱線した線路みたいに先が見えなず、1日1日が苦しい。夫には、きょうだいが6人いるのに勉強が大事と育てられたから、頭ばかり良くてやさしさのかけらもない。義姉は夫に「あんた長男でしょ。あんたに全部任せるからね」と言うが任されるのは私なんだとつらくなる。村の人たちは私のことを「よくやっている」といつも褒めてくれる。

(相談後)
近所の友人には決してこぼせない義きょうだいへの愚痴を聴いてもらい、すっきりした。村の人の前ではがんばる私を演じていて、それにも疲れていたのだと思う。これからは「大変なときは助けて」と頼んでみようと思う。溜まった気持ちを吐き出すことは大切だと思う。さっきまで落ち込んでいたのに、これだけ笑えたのでもう大丈夫。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月27日分) 

(介護相談)介護を一人で担うのは限界です・・・

(相談内容)
相談者:嫁50代 :義母80代
結婚当初より夫の両親と同居している。夫は妻を思い遣ることができない人で義理の両親の冷たい言葉に一人で堪えてきた。義父は亡くなり今は義母を介護している。右手が腱鞘炎でつらいので、ケアマネジャーに相談してデイサービスを利用できるようにしたが、義母が勝手にキャンセルしてしまった。夫は「母さんの好きなようにさせればいい」と言うだけ。義姉は全く協力してくれず、もう限界。

(相談後)
私を介護マシンのように考え、嫁が介護して当たり前と「ありがとう」のひと言もない夫と義姉に愛想を尽かし、手の手術を受けることにした。「母さんの面倒をみるのがそんなに嫌なのか」と言う夫に「嫁として尽くしてきた。これからはお義姉さんにも協力してもらいたい。」お母さんは実の息子や娘に看てもらえば喜ぶと思う」と勇気を出して話してみた。義姉の家と我が家で月の半分ずつ看ることを夫が義姉に話してくれ、義姉も了解してくれた。夫や義姉はキーパーソンになれない人たちだから私が仕切った方がいいと吹っ切れた。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月25日分) 

(介護相談)認知症の母との暮らしが孤立を生んでしまう...

相談者:娘50代:母80代
認知症の母と二人暮らし。母は私のことを同級生だと思っているので、それに合わせている。また、いつも【自分の家】を探していて、徘徊の度「母が迷惑をかけてすいません」と近所の人に頭を下げてきた。「あんたの介護が悪いから外に出たがるのだ」と言われたことがあり、近所の人の目が怖い。友人からの誘いや趣味の会も断わり、世間をシャットアウトして暮らしている。役所の人やケアマネジャーに相談したいが、話すのが苦手で緊張してうまく話せない。

(相談後)
「よくやっている」なんて言われたことはなかったのですごくうれしい。相談員さんの言葉が私の耳に素直に入ってきた。もしかしたら、これまでも同じようなことを言われたかもしれないが、ゆとりがなかったので聞こえなかったのだと思う。母はデイサービスに行くのを嫌がると思うが、私のために行ってもらっていいんですね。これからは相談したいことを書いておくようにしようと思う。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月19日分) 

(介護相談)子育てと介護の両立はどのようにすれば...

相談者:娘40代 :母70代
昔から病弱だった母。私は結婚してからも子どもを連れて実家に通い母の面倒をみてきた。その後離婚して実家に戻り母が脳梗塞で倒れてからは母の介護を一人でしている。母は他人が家に入るのを拒み自分が出かけていくのも嫌がる。母は私には遠慮がなく言いたい放題で、あまりにも腹が立ち母を怒鳴ってしまった。小学生の娘に「これがお母さんの本当の姿なの。落ち着いて」と諭されてしまった。運動会やPTAにもいけず娘にはいつも寂しい思いをさせている。

(相談後)
自分のことばかりを考えている母。その母に振り回されている私も娘にとっては自分勝手な親だったろう。今私が倒れたら、母にはヘルパーさんを頼んだり、施設という事もあるが、娘は一人ぼっちになってしまう。本当に倒れてからでは遅いと思った。今度母の主治医に相談して、要介護認定を受けさせようと思う。子どもを優先してもいいですよね。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月18日分) 

(介護相談)施設入所を決めることはダメなこと?

相談者:娘50代:母70代
私はうつ病である。ケアマネジャーは家に来るたびに母を施設に入れることを考えた方がいいと言う。母は私の身体を心配して「いつでも施設に入るから」と言うが、家が大好きな母を施設に入れたら自分を責めてもっとつらくなるのではないかと申し込みもできない。

(相談後)
「施設に申し込んだほうがいい」とケアマネジャーに言われたり母に「施設に入る」と言われると「私ではダメなのか」と落ち込んでいた。   相談員さんと話したら、私のことを考えて言ってくれたのかと思えた。「プロに任せる」と思うと何となく安心できる。申し込みだけはしたほうがいいか、ケアマネジャーに聞いてみようと思う。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月17日分) 

(介護相談)暴言を吐く母を介護したくないと思ってしまいます...

相談者:娘40代:母60代
父が母を介護している。母は家を取り仕切ってきた人で、体が不自由になっても口は達者。父は常にけなされっ放し、やられっ放し。父はつらくなると、三人の娘の中で一番近くに住む私に「来てくれ」と電話を掛けてくる。私が母に注意すると「育ててきたのに」とすごい形相で怒り「あんたは何をやっても下手。かわいくないし、相性が合わない」と昔から言い続けてきた台詞を繰り返す。その度に私は落ち込んで夫や娘に当たってしまう。

(相談後)
以前母に「死にたい」とか「私なんかどうなってもいいんでしょと言われたことがずっと残っていて、また言われたらどうしようと無理をしていたことに気付いた。母には父がついているし夫婦の問題なのだから私が体調が悪いときは「行けない」と言ってみようと思う。父の苦労はよくわかるので、愚痴はできるだけ聞いてあげたい。母を許せないが暴言を受け流す努力はしてみようとと思う。親の介護について姉妹で話し合ったことはない。私が看なければと思い込んでいたが、我が家が犠牲にならない方法を考えたい。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月16日分) 

(介護相談)夫を入院させて申し訳ないと思っています・・・

(相談の詳細)
相談者 妻60代 :夫70代要介護4
夫が介護療養型病院に入院して3ヵ月になる。私が高血圧でふらふらしてしまったときに、ケアマネジャーさんが見かねて入院させてくれた。真面目に真面目に仕事をしてきた夫を私のせいで入院させてしまい申し訳ない。このことが心のしこりになっていて、体調が悪くても毎日見舞いに行っている。

(相談後)
 相談員さんに夫のことを素直に話すことができてとても感謝している。姉は聞いてくれるけど心配かけたくないので話せないし、友人や近所の人は「入院できてよかった。疲れたら病院に行かなければいい」と簡単に言うので、話したくない。娘には「お母さんは思い入れが深すぎるから疲れるのだ。もっと楽に流せ。」と言われるけれど、そんなことはできない。話したことでストレスが軽くなったのか頭痛が消えて、うれしかった。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月14日分) 

(介護相談)「子どもに頼れず孤立してしまったんですが・・・」

(相談内容)
夫はアルコール依存症から認知症になった。もの盗られ妄想の対象はいつも私で毎日責められている。夫は何でも溜め込んでしまうため部屋はゴミ屋敷になり、私が片付けようとすると暴力を振るうので掃除もできない。夫は浮気を繰り返し、何度も離婚を考えたが子どもたちのために我慢してきた。息子に相談すると「自分たちの生活があるから、そっちはそっちで」と言われた。大企業にいる息子に影響が出るようなことはできない。娘はいつも忙しそうで、娘がこの電話相談を教えてくれた。

(相談後)
 正直に言うと、力になってくれない子どもたちにがっかりして、育て方を間違ったかと落ち込んでいた。子どもに頼るよりもプロにお願いした方がいいかもしれない。認知症のことや介護サービスの使い方を教えてもらうのはいいが、身内の恥までは話したくない。話したくないことは話さなくていいとわかってホッとした。家の中は汚くて人に見せたくないが、夫の病気のせいでこうなったと説明すれば大丈夫だろうか。地域包括支援センターに相談してみたい。

(著者:介護支え合い電話相談より 2011年05月12日分) 

医師の紹介状ってどんなもの?

医院から病院へ紹介してもらうとき、あるいは引越しして新しい医院に受診するときも、前にかかっていた医師からの紹介状は大切です。
紹介状を書くのは有料ですが、だからこそ患者さんはかかっているお医者さんにきちんと紹介状がほしいというべきです。その日にもらうのは診療が忙しければ難しいこともあるので、後日紹介状だけをもらう場合もあります。
紹介状でもっとも重要なことは、検査結果、飲んでいる薬などです。それだけでもわかれば同じような検査をすることはありませんし、どの薬が効いていたということは、もっとも大切な意味を持ってきます。忙しそうだとか遠慮をしてはいけません。きちんと説明をすれば書いてくれるものです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月25日分) 

肝機能障害といわれたときはどうすればいい?

一般に肝機能というと、血液検査でのGPTやGOTという肝臓の組織に含まれている酵素のことを意味します。肝臓の細胞が壊れているとこれらの酵素が血液の中に出てくるので、肝臓の障害が疑われます。
その原因としてB型肝炎ウィルスやC型肝炎ウィルスにかんせんしているかどうかが重要になります。肝炎ウィルスの検査でB型もC型も陰性であれば、普通は脂肪肝であることが多く、この場合は重症な病気でなくダイエットなどによって治療していくしかありません。
肝機能障害と指摘されてもあわてないで、まず肝炎ウイルスに感染しているかどうかをチェックしましょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月24日分) 

突然家族が倒れたときどうすればいい?

突然元気だった人が倒れて意識がなくなる、そのほとんどが脳卒中に関係します。
一般的に原因は、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血の3つが考えられます。いずれの場合も最終的な診断はCTやMRIなどの画像診断によります。さらに大切なことは、早く治療すれば、症状を軽くできたり、命が助かる可能性が高いことです。
とくに最近脳梗塞では、血栓を溶かす治療をを発病してから3時間以内に行うと、後遺症が少なくなることがわかっています。だから急に倒れたということであれば、とにかく救急車で病院に行くことが大切になります。
また脳卒中というのは、必ず意識がなくなるわけでなく、軽いしびれだけのこともあります。「突然起きた」ということが脳卒中を疑う根拠になります。そんなときは放っておかずにとにかくお医者さんにかかってみましょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月23日分) 

頭が痛いのはうつ病なの?

うつ病は意欲が低下しますので、食欲が無くなったり、眠れなくなったり、何もやる気がしなくなったりというのが典型的な症状です。しかし、うつ病の1/3は自分がうつ病だと自覚していません。それは頭痛、めまい、吐き気などの症状が目立って、他の病気だと重い、脳外科や消化器内科を受診して、診断が遅れてしまうことrからです。
8割のうつ病は薬で治療が可能です。いろいろな診療科を受診しても診断がつかない場合、うつ病を疑って、精神科、神経内科を受診してみるのもいいでしょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月22日分) 

健康に良い歩行時間は?

メタボリック症候群という言葉が知られるようになって、肥満症は思っていた以上に早く治していかないといけなくなりました。
ダイエットするには運動するか、食事を減らすかです。ご飯いっぱいのカロリーを消費するには30分くらいの早歩きが必要になります。これを続けていれば体重は減っていきます。ちなみに間食は禁止です。
ただし、健康のための運動となればもっと少ない運動量でもいいのです。週3回くらい20分間くらいの歩行でもいいといわれています。毎日体重計にのることと食事の内容を記録することが大切です。それによって食事の量に対する意識も変化していきます。
ほどよい歩行と適度な食事によって健康を維持していきましょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月21日分) 

「指が震える」症状が出るのですが・・・。

指がふるえたり、人前で字を書くとうまく書けないという症状がでる有名な病気としてパーキンソン病があります。パーキンソン病は他にも体の動きが遅くなり、歩行もうまくできなくなります。さらに初期症状ではふるえだけということもあるので、このような症状の場合は神経内科の診察を受ける必要があると思います。
ただし、病気の多さから言えば「本態性振戦」という病気が多く、高齢者に起きる場合を「老人性振戦」と言います。いずれにしてもほかに原因となる病気が無く、手先のふるえだけという症状です。進行することなく、高血圧症に使うβブロッカーなどで症状が軽減します。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月20日分) 

「もの忘れ」はボケのせい?

認知症を心配し始めると、もの忘れが気になります。今さっき行ったことやテレビを見ていて女優の名前がすぐに出てこないなど、ボケ初めではないかと不安になります。しかしそれは「もの忘れ」にこだわりすぎる年齢的な変化を言うほうが正しいでしょう。
子どもでも「もの忘れ」をしていますが、気にしていないだけです。もちろんなかにはそういった「もの忘れ」が認知症の初期の症状ということもありえますが、確率的には非hくいということです。「もの忘れ」が心配になってきたら、むしろ脳を刺激しない環境になってきたと警戒したほうがいいでしょう。新しいことに好奇心をもてなくなっていることのあらわれかもしれないのです

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月19日分) 

脳トレはボケ防止になる?

今脳をトレーニングする様々なクイズやゲームが出ています。クロスワードパズルなどを日常的にやっている人に認知症の発祥が少ないというデータがあるので、けっして無駄にはならないかもしれません。しかし問題は長く続けられるかどうかです。
脳トレは一生続けなければ意味がありません。つまりやっていてたのしいとか充実感があるものでなければ、長続きはしません。安易な脳トレ本に飛びつきやすいですが、それではすぐに飽きてしまうので、楽しく長く続けられる「自分に合ったもの」をさがすのがいいといえます。
認知症とライフスタイルの動画もご覧下さい。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月18日分) 

アルツハイマー病の特効薬は無いの?

今使われているアリセプトというアルツハイマー病の薬は進行を止める作用はありません。しかし、早くければ5?10年以内には、アルツハイマー病の特効薬ともいえる薬が出てきそうです。今世界中で次世代のアルツハイマー病の治療薬の臨床試験を行っています。これはアルツハイマー病の発送の原因が「神経細胞の中にアミロイドβタンパクというものが貯まること」にあるため、その蓄積を防ぐ効果を持つのが新しいアルツハイマー病の薬です。
もう1つは抗アミロイドワクチン療法というもので、ワクチンによる免疫反応によって脳の中に蓄積したアミロイドβタンパクを除去しようとする治療です。
いずれの薬も、臨床試験が進みかなりの効果が上がっていて、これらの薬が使われるようになれば、アルツハイマー病の進行を止めたり、もとの脳の機能を取り戻せる可能性があるのです。だからここ10年間は脳を活性化させてアルツハイマー病の予防に努める必要があるといえます。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月17日分) 

新しい高脂血症(脂質異常症)の基準!

日本動脈硬化学会が新しい高脂血症(脂質異常症)の診断基準を発表しました。
今までは総コレステロール値を診断の基準にしていましたが、これからは「悪玉」とされるLDLコレステロール値を診断基準にしていこうとするものです。病名も「高脂血症」から「脂質異常症」に変更することになりました。
従来の診断基準では、善玉コレステロールだけが多い人も総コレステロールが多いと治療対象になってしまっていましたが、今回の基準からは、善玉コレステロールの多い人は診断基準から除かれるようになったのです。
新指針ではLDL(悪玉)コレステロールが140mg以上、中性脂肪が150mg以上、HDL(善玉)コレステロールが40mg未満の場合を脂質異常症と診断することになったのです。
検査を受けるときLDLコレステロールはどのくらいあるのか、お医者さんにきいてみるのも良いでしょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月16日分) 

自宅と診察室での血圧値、どちらが本当なの?

自宅で血液を測ると120mmHgと80mmHgくらいで正常なのに、お医者さんの前に行くと血圧が180mmHgと110mmHgくらに上がってしまう人がいます。これは白衣性高血圧症としてよく知られています。
血圧は測る器械、環境、時間などで常に変化し24時間常に変動もあります。今のところ一般的な目安として座って測ったときの血圧をその人の血圧としています。つまり驚いたりすればもちろん一瞬にして血圧は上がってしまうのです。
血圧は変化しやすいものですが、1日測る時間と場所を決めてそれを基準にすることが大切です。お医者さんの前で上がってしまう人はじたくでの血圧を基準にすることが増えてきました。一時的な血液変化でなく、長い目で見て血圧の管理をしていく必要があるのです。
だから自宅の血圧、お医者さんの前での血圧、どちらも真実の血圧であることに変わりないのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月15日分) 

怪我をした傷のガーゼは毎日取り替えるほうが良い?

傷口を毎日消毒したほうが、ばい菌が繁殖しないので早く直ると思われていましたが、最近では消毒をすることでかえって治癒を遅らせてしまうことがわかってきました。
またガーゼを取り替えるときに、せっかく傷口が治りかけていたのに、細胞を壊してしまうとも言われています。
現在の治療方法としては、化膿をしていない限り、特別な消毒をしないで、密封型のしーるのような素材で傷口をふさぎ直るまでそのままにするようにすることが多いようです。
今まで良いと思っていたことが、実は大きな間違いで、全く逆の治療方法が行われるようになってきたのも、医学の進歩の1つなのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月14日分) 

耳鳴りがするときどうすればいいの?(新しい治療法)

耳鳴りはそれを感じている人でないと,なかなかつらさはわかりません。特効的に効く薬も無いのでそのままあきらめてしまう場合が多いと思います。
最近行われている耳鳴り治療の1つには音響療法というのがあります。耳鳴りがする耳に他の音を聞かせることで,耳鳴りを軽減させる方法です。補聴器のような小さな器械で音をずっと鳴らしておくことで耳鳴りが軽減します。
他にはまだまだ治療法としては確立していませんが,脳を磁気刺激する方法があります。いずれも耳鼻科で耳鳴りを専門に治療している医療機関に相談してみる必要があります。
耳鳴りの治療はあきらめないで,専門的な治療をやっている医療機関を探すことが大切です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月13日分) 

長生き遺伝子って何?

ここ数年の最先端医学では長生き遺伝子が話題になっています。
これは誰でも持っている遺伝子なのですが,スイッチを入れないと活性化されないことがわかっています。長生き遺伝子のスイッチが入ると免疫力がアップして死亡率が減って,まさに長生きモードに体が変化していくのです。
それではスイッチを入れるためにはどうしたら良いのでしょうか?確実な方法は,食事を6割から7割くらいに減らすことです。これが今確実にわかっている長生きする方法です。ダイエットも含め,やはり食事の料を減らす必要がありそうです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月12日分) 

ウォーキングは体に良いと言われてるけどホント?

歩く事が健康に撮って非常に大切なことは最近かなり言われています。
1日40分前後のウォーキングで,脳を刺激する事ができ,認知症の予防にもつながることがわかってきました。もちろんダイエットにもなりますし,一部の乳がんにもなりにくいと報告されています。またウォーキングしている人の方が風邪にかかりにくいという研究もあります。
過剰な運動はむしろ体にはマイナスですが,適度なウォーキングは健康のもとなのです。
なるべく歩くチャンスを増やして無理なく続けてみましょう。これが一番大事です。

関連動画:ノルディックウォーキング

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月11日分) 

血圧を下げるには減塩が必要?

高血圧症だとすぐに塩分制限という事になりますが,塩分を減らすことで血圧が誰でも下がる訳でありません。高血圧を持つ半分以上の人は塩分を減らしても血圧が下がらない事がわかっています。ですので高血圧症の人は医師の相談のもと薬できっちりと治療していくほうが確実でしょう。
また薬を長く飲んでいて安定してきたので辞めてしまうという事がありますが,薬を辞めてもすぐには血圧が上がってこないことも多いんで,半年〜1年は血圧だけは図っていく必要があります。やはり,自分で判断すると甘くなるので,医師との相談で薬のことは決めた方がいいといえます。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月10日分) 

ピロリ菌がとても心配。どうしたらいい?

ヘリコバクター・ピロリは胃の強酸のなかでも生きていける非常に珍しい最近です。現在,ピロリ菌の除菌(抗生物質などで除去)が有効と考えられています。胃・十二指腸潰瘍,萎縮性胃炎などがあれば除菌すべきなのです。
ピロリ菌の陽性率(もっている確率)は50歳代で40%,80歳代では70%以上です。年代が高いほど陽性率に高くなる傾向があります。
ちなみに何も症状がないのにピロリ菌が陽性の人はどうすればいいのかははっきりとした結論が出ていませんが,海外の研究では,症状がなくとも除菌をしたほうがいいという意見が多いようです。またビタミンCをたくさん摂取するとピロリ菌感染が少なくなるという報告もあります。一度気になる方は医師に相談してみては以下がでしょうか?

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月09日分) 

(コラム)脂肪肝の怖さ

アルコールを飲まないヒトに脂肪肝がある場合,進行性の臨床経過をたどって,慢性肝炎や肝硬変に進行したり,さらには肝臓がんを合併してくることがわかってきました。
このような病体は非アルコール性肝炎(NASH:non-alcoholic steatohepatitis)と呼ばれます。
脂肪肝の人のうち約10%がNASHとなり,NASHの約20%が肝硬変となります。内蔵型肥満,糖尿病,脂肪異常症(高脂血症)を合併している人がNASHになりやすくなります。
このような病体になった場合,食生活の改善,食事療法によっての減量が重要になってくるのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月08日分) 

禁煙の切り札となる!?禁煙補助薬

今までに発売されている禁煙補助薬としては貼るタイプの薬「ニコチネル」やニコチンのガム「二コレット」がありました。しかし新しく発売された「チャンピックス錠」は従来のもののようにニコチンが含まれていません。
チャンピックス錠は薬と同じように飲むことで効果が出てきます。そしてタバコを衰退という気持ちを抑え、禁煙によるニコチンの離脱症状を軽減する効果があります。さらにチャンピックス錠を服用中に喫煙すると、喫煙による満足感がおさえられるので、タバコの本数が減っていくというわけです。つまり、この薬を飲んでいれば喫煙そのものが満足いかないものになっていくのです。
臨床試験では1日2回服用した人たちが65.5%の高い禁煙成功率を示しました。この薬は医師の処方が必要ですので禁煙外来を行っている医療機関に相談してみましょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月07日分) 

メタボ健診は今後どうなるのか?

内臓肥満を見つけ出し、動脈硬化の予防をしようというのが、今話題になっている特定健診(メタボリック症候群対策健診)です。市町村で行っていた健康診断を、各健保組合で行っていこうというもので、特にお腹の周りを測って、男性85cm、女性90cmであれば、内臓脂肪が多いという疑いをもたれます。ところがこの基準には問題があるといろいろなところから指摘され、さらに最近では、服を着たまま測ってもいいし、自己申告でも良いというあいまいなものになってきました。
結局メタボ健診は、自分で健康管理をする1つの手段くらいに考えたほうがいいのかもしれません。
健康維持はきっかけさえあれば、意識も変わるので、そのチャンスと思うくらいにしておくべきなのかもしれません。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月06日分) 

食べていないのに体重が減らないのはなぜ?

メタボリックシンドロームが注目され、検診がはじまってダイエットが非常に重要になってきました。
多くの肥満の人は「ほとんど食べていません」という人が多いのですが、実はこれには2つの意味があります。
1つは食べているという意識があまり無いことが問題なことです。食生活を詳しく聞くと、主食は少なくても、間食やジュース類が多かったりする場合があります。食べているという意識を持つためにも、食べたものをしっかりメモしていくのもダイエットの方法といえるでしょう。
もう1つの意味は、2割くらい食べる量を減らしても、「基礎代謝」といわれる何もしないときのエネルギー消費を脳が命令して下げてしまうので、体が省エネルギー走行に切り替わっていて、多少の減食ではダイエットの効果が出てこない場合です。
どちらの方法でもやはり適度な運動をしないとなかなかやせることは難しいのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月05日分) 

(豆知識)入れ歯の手入れの仕方と歯磨き

入れ歯を使っている人にとって入れ歯は日常で大切なものです。ただ入れ歯をしたまま歯磨きをしていませんか?
部分入れ歯でも総入れ歯でも自分の歯のように話したり、笑ったり、食べたりできるのはすばらしいことです。でも調子が良いからといって手入れを怠ってはいけません。しっかり義歯は口から外し、自分の歯はきれいにブラッシングする必要があります。また入れ歯が入る歯茎も上あご、粘膜までしっかりと磨くことが大切です。
このときに舌ブラシの使用も効果的です。外した入れ歯も専用ブラシで洗い、酵素系発砲洗浄剤につけて消毒しましょう。いつも衛生・清潔を心がけることが大切です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月04日分) 

血圧が上がると肩がこる?

めまいや肩こりは血圧があがったせいだと考えてしまいがちです。しかし実際には血圧が上がったことと、いろいろな症状は一致しないことがわかっています。
まったく血圧が普通の人が200以上に上がれば別ですが、普段の20から30くらいの間の血圧変動では全く症状は出ません

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月03日分) 

血圧の薬を自身の判断で止めるのは危険!

「血圧の薬を止めてもすぐに血圧が上がらないから、やめてみよう」
このように思っている人は危険です。数ヶ月経って上がってくることもあり、このときには症状がないので、高血圧を放置してしまう危険があるのです。薬を減らしたり止めるときは、血圧をきちんと記録して、本当に上がってこないかを長い期間見るべきなのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月02日分) 

認知症の夜間不穏の治療法はあるの?

認知症の症状で最も困るのは、夜大騒ぎをしたり、日中大声を出したりすることだと思います。
この症状は認知症を専門で診ているお医者さんでないとなかなかうまく治療できません。といいますのは、普通の精神安定剤ではなかなか効果がなく、睡眠導入剤で多少効く程度なのです。しかもその場合、ぐっすりとねむるということはまずありません。
向精神薬という強い薬を使うと、効きすぎてずっと寝てしまうことや同じ量を飲んでいてもすごく効くときと、全く効かないときがあり、個人差が激しいのが特徴です。ですのでこの治療も、少量で始めて効果を見て、寮を決めていかなければならないです。
ただし全く治療法がないわけでないので、専門のお医者さんに相談することが大切に成るでしょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年04月01日分) 

意外な脳卒中の症状は?

脳卒中というと,「手足が急に痺れて倒れる病気」というイメージが強いですが,実際には例外も多いです。
 ・親指の付け根と口の周りのしびれ
 ・ろれつがまわらない
 ・急に計算ができなくなった
などこんな症状でも脳卒中が原因であることがあります。
重要なことは「ちょっとした変化でも急に起きたものは,医者に相談した方が良い」ということ。放っておくと,症状が急激に悪化していく物もあります。
 特に脳梗塞はできるだけ血栓を溶かす治療が必要ですので,早くお医者さんにかかる事が大切なのです

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月31日分) 

健康法の大前提!「禁煙!」

いろいろな健康法がありますが,大原則と言えば,「禁煙」であることは明確にわかっています。
厚生労働省の研究班が発表した調査結果でも,男性でがんにも,心臓病にもならなかった人で最も多い組み合わせは
 「喫煙無し,ときどき酒を飲む,BMIが25〜27(やや太り気味)」
であり,最もがんや心臓病が多い組み合わせは
 「喫煙40本/日以上,アルコールで日本酒換算で1日2合以上,BMI30以上」
です。とにかくまずは禁煙が非常に重要となっているのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月30日分) 

(情報)高齢者の口腔事情!乾燥に注意

年齢とともに唾液の分泌量は減少します。
唾液量が減り,口の中が乾燥してくると,虫歯に成り易く,口腔粘膜や舌などに炎症が起こり易くなります。食事中の飲み込みや入れ歯の安定にも影響してきます。
口の中を見て歯の根元が黒ずんでいたり,舌や歯ぐきが赤くなっていたら要注意です。
いつもよだれが出るほどだから・・・
だから大丈夫だと思っているヒトは間違いで,それは口元の筋肉の衰えにより締まりが悪くなっているだけ!
「私もそうかしら?」と感じたら口腔保湿剤などでもケアができますので,一度歯科医院に相談をしてみることも大切でしょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月29日分) 

脳を鍛えるキーワード「ミラー細胞」

ヒトが痛そうにしていると,自分も痛みを感じる事があります。これは脳にある「ミラー細胞」の働きと言われています。
ミラー細胞は「ヒトの行動から,自分も同じことをしたように感じる事のできる共感を作り出す脳細胞」だと言われています。
ですのでアクション映画を見ればつよくなったような感覚を覚えますし,スポーツ番組を見れば自分もスポーツがうまくなったように感じます。つまり見るだけでも,脳に十分な刺激に成っていく訳です。共感できたり,感情移入できるドラマ・スポーツを見るだけでも,脳を鍛えていくことが可能なのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月28日分) 

([歩く]ススメ)歩くことはうつ病の予防になる!?

運動とうつ病には2つの意見があります。
うつ病のときに無理に運動させるのはかえってよくないという意見と,やはり歩いているとうつ病の予防になるという意見です。最近の研究では,とにかく運動すれば,セロトニンが増えてきたり,ノルアドレナリンが出てくるので,活気が出てきますし,気分がすっきりします。運動をする習慣のあるヒトにうつ病が少ないという研究結果もあるのも事実ですので,うつ病に強い脳を作るためにも,歩いてみましょう。

(著者: 教授 2011年03月27日分) 

([歩く]ススメ)歩くことは脳を活性化する!?

運動をすれば脳が活性化することは間違いのないことです。
運動により,脳由来神経栄養因子が増え,脳神経細胞がアンテナを出して ネットワークを作りやすくなります。ネットワークがたくさんできれば認知症に強い脳になります。
運動といっても1日10分くらい歩くことでいいのです。もちろんたくさん歩いた方が効果がありますが,全く歩かないより,とにかく毎日少しでもいいから歩く事が大切です。特に高齢になって「腰が痛い」「膝が痛い」と歩かない生活になることはよくないこと,慢性的な痛みがあっても5分でもいいので外に出る事が大切といえます。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月26日分) 

(知る!)結核の新しい診断方法

「結核はなくなった!?」そんな噂を耳にすることもありますが、そんなことはありません。結核はまだまだ日本に多い病気なのです。2006年には全国で26,000人の患者が新たに登録されています。
結核の診断には「ツベルクリン反応」が使われてきました。しかし
 ・BCG接種や結核菌以外の非結核性抗酸菌感染でも陽性反応に出てしまうこと
 ・注射や反応測定に技術的なバラツキがあること
などが問題で、確実に診断していくことが難しい状況でした。
ところが新しい診断技術「QuantiFERON TB-2G」という検査が使われるようになって、診断の確実性が飛躍的に進歩しました。
この検査では結核菌群に特異性の高い高原を用いていますので、BCGの影響を排除することができます。ですからツベルクリン強陽性にでても、QuantiFERON TB-2Gで陰性になれば結核を否定できるのです。
この検査の長所としては血液を採ればいいだけの検査であること。しかし保健所や限られた医療機関でしか受けられないのは欠点かもしれない。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月25日分) 

ビタミンは大量摂取しても無害なの?

ビタミンには水溶性と脂溶性があります。
水に溶ける水溶性のビタミンCなおは多量摂取しても尿として排出されるので問題ありませんが、脂溶性のビタミンDなどは大量摂取すると、下痢、肝障害を引き起こしたり、ビタミンAは肝臓肥大、関節炎などを引き起こすことがあり、やはり適量を摂ることが大切になります。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月24日分) 

砂糖は糖尿病や肥満の原因である!?

統計的には、砂糖の消費と糖尿病は関係ありません。むしろ砂糖の消費は減っているにも関わらず、糖尿病は増えてきているというデータもあります。
問題は食べる全体のカロリーの問題で、砂糖が即糖尿病につながるということはありません。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月23日分) 

牛乳は、酒の吸収を遅らせられる?

牛乳を飲むと、胃に膜ができるのでお酒の吸収を遅らせることができる。このような話を良く聞きます。
しかし実際には粘液で流されてしまうので、お酒を飲む前に牛乳を飲んでも酔いは一緒なのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月22日分) 

コレステロールはからだにとって悪いもの!?

コレステロールはホルモンや細胞を囲む細胞膜の原料になります。だからコレステロールはからだに必要なものです。
肝臓や全身状態が悪くなれば、総コレステロールは減ってきてしまいます。あくまでも適正な値を保つことが大切なのです。
卵類にはコレステロールが多いといわれていますが、1日1個くらいの通常の食べ方では血液コレステロールはあがらないことがわかっています。だからといって、1日5,6個食べればもちろん影響は出てきますが・・・。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月21日分) 

高血圧対策には減塩が一番大切!?

日本人の高血圧の3?4割は減塩で血圧が低下する「食塩感受性高血圧」といわれています。しかし逆に6割以上の人は塩分を減らしても、血圧の変化の少ない「食塩非感受性高血圧」です。だからとにかく塩分制限をすれば血圧が下がって薬がいらないというのは大きな間違いです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月20日分) 

タバコはやはりダメなの!?

喫煙は全ての病気の危険因子となると言ってもいいでしょう。
肺がんのほとんどは喫煙が原因といわれていますし、喉頭がんは100%喫煙が原因です。また喫煙は認知症の危険因子でもあります。 だから禁煙こそが健康管理の第1歩と言えるでしょう。
喫煙しているのに、認知症を気にして、最近流行の脳のドリルなどをいくらやっても意味がありません。
まずは禁煙なのです。ニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助剤を使うと、それほど無理なく禁煙が可能です。禁煙で大切なのは「きっかけ」です。誰かに言われたり、誕生日など記念日を機会に禁煙すると、意外に効果があったりします。
タバコ1本で寿命は約6分縮まるといわれています。それでも吸いますか?

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月19日分) 

酒はからだにいいの??

お酒は適量を飲むなら、健康にプラスに働きます。
適量とは1日に飲む量が、ウィスキーなら水割り1杯、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス1杯、日本酒なら1合というところです。つまり1杯のお酒が適量ということです。それ以上飲むと、心筋梗塞で死亡する確率が上がってきます。
しかし不思議なことに、お酒を飲める人が全く飲まないとこれも危険因子だということがわかっています。さらにお酒を全く飲めない人は、認知症のリスクが上がるとも言われています。
お酒の飲める人が適量のアルコールを摂ることが、もっとも健康的な飲み方ということになります。お酒の種類は関係なく、あくまでも適量を守ることが大切なのです。
明日は酒とよく比較される「タバコ」について取り上げます

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月18日分) 

睡眠薬を飲むとボケるといううわさはホント!?

結論から言えば、現時点でそれを確実に裏付けるような調査や論文はありません。
問題とされるのは、睡眠薬を飲んだ後の健忘症でこれは一時的な副作用として見られます。しかし、この健忘症があるからといって、長期的に飲んでいると認知症になりやすくなるということはありません。一部の論文で「睡眠薬を飲んだほうが認知症のリスクが減る」という研究もありますが、これが確実なものであると言い切れる状況ではありません。
副作用を心配しすぎてきちんと睡眠薬を飲まないで、快適な睡眠をとれないほうがずっと良くないでしょうし、睡眠薬を飲んでから動き回るようなことをしないことも大切です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月17日分) 

背中が痛いとすい臓がんの疑いがある!?

すい臓の病気は急性膵炎のようにお腹の激痛があれば、診断が早くつきますが、慢性膵炎、すい臓がんとなると、お腹のうしろにある臓器なので、症状が出ないことが多く、症状が出たときには手遅れということがあります。
すい臓がんはがんの場所によって症状の出方が違います。白目や皮膚が黄色くなる黄疸が出ることもあれば出ないこともあります。ただ、背中の痛みがすい臓がんの特徴ということは少なくて、むしろ症状が無い場合が多いのです。
むしろ体重が数ヵ月の間に急に落ちてきたりしたときには、すい臓の病気を疑い、詳しい検査をするべきです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月16日分) 

お茶と一緒に錠剤を飲んで良いの?

「お茶と薬は一緒に飲んだらダメ!」
これは昔から常識のように言われてきたことでした。お茶が鉄の成分の球種を抑えて,十分に吸収されてないと思われてきたからです。お茶にはタンニン(今ではカテキンと呼ばれています)がたくさん含まれているので,これが鉄とくっついて,吸収を妨げると考えられていたのです。
ところが最近の調査では,確かに多少鉄剤の吸収を悪くしますが,お茶と一緒にのんではいけないというほどではないという結論になっています。実際にお茶と鉄剤を一緒に飲んでも,貧血は治っています。そのためにお茶が好きだから,貧血の薬は飲めない・効かないということは無いのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月15日分) 

わかめ・昆布は発毛に効果があるの?

昔から昆布を食べると髪の毛が黒くなり,脱毛予防になると言いますが,本当なのでしょうか?
これだけ多くの食べ物があって,偏った食事が減った現代では,食事と髪の毛の関係はないと言う方が正しいかもしれません。
科学的にも海藻が髪の毛に良いということは証明されておらず,残念ながら特別に髪の毛に良い食べ物は無いようです。
もしかすると,最近はつけるだけでなく飲む育毛薬も発売されていますので,こちらの方が期待できるかもしれません。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月14日分) 

(まめ知識)腎臓病に新しい診断基準がでた!

腎臓病の検査には,血液中のクレアチニン,BUN(尿素窒素)を一般的には調べています。しかし,もっとはやく腎臓の病気を発見する為に新しい診断基準が出てきました。CKD(慢性腎臓病)という考え方です。CKDになると透析患者の予備軍となるだけでなく,心筋梗塞などの死亡率も上がってきます。つまりメタボリック症候群のように新しい危険因子と考えられているのです。CKDの診断基準は以下の以上が3ヵ月間以上持続する物とされています。
 1)血液以上,タンパク尿,あるいは病理診断で腎臓障害がある
 2)GFRという腎臓の検査が60ml/分/1.73m2以下が続いている
専門的な診断が必要になってきますので,タンパク尿が続く場合は,詳しく調べてもらうことが必要になります。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月13日分) 

長く歩くと足がしびれて歩けなくなる病状とは?

歩き始めてしばらくすると,足が動かなくなってしまい,また休むと歩けるようになる。こんな症状のときは2つの病気を考える必要があります。
ひとつは足の動脈の流れが悪くなり,血の巡りが悪くなって起きる,動脈硬化によるもの,もう1つは脊柱管狭窄症といって,脊髄の入っている管が狭くなって神経が圧迫されて起きてくる病気です。
どちらも休めば歩けるようになりますが,脊柱管狭窄症は,自転車に乗って移動するとまったく痛みが無いのが特徴です。
こういったしびれの症状が出た場合は,何か病気の全長と成っている場合が多く,まず整形外科,内科を受診して詳しく調べることが大切です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月12日分) 

リハビリはいつまで続けるのがいいのか?

「脳卒中の後遺症でリハビリをいつまで続ければいいのか?」これは難しい問題です。
いまの健康保険制度では,入院期間が短くされてしまうので,十分なリハビリを受けられないで退院ということもよくある話です。
一般的に脳卒中を起こして半年くらい経過すれば,それ以上回復することは難しくなります。しかし,脳は非常に復元力が強く,生き残った脳細胞に失った機能の代わりの役目をする場合があります。それには
 「あきらめないで脳に刺激を与え続けること」
それが重要になってきます。失語症(言葉がしゃべれなくなってしまう)では,発病してから2年経過しても,まだ改善していくことがあります。
結局,脳の可能性を信じるなら,リハビリはやり続けるだけ良くなる可能性があるということなのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月11日分) 

睡眠時間は何時間がベスト?

歳とともに,眠れないとか,眠った気がしないと訴える人が多くなります。これは年齢とともに次第に浅い睡眠になってしまうので,どうしても熟眠感を得ることが難しくなるのです。
ただ睡眠には非常に個人差があるので,短い睡眠でいい人や,長く寝ないとダメな人,いろいろなタイプがあると考えるべきです。夜10時には絶対に寝ないといけないとか,毎日7時間は必ず寝なくては体に悪いというような考えをすべきではありません。もちろん眠れない日とよく眠れる日があるのが普通なので,睡眠時間や睡眠の質にこだわらないこと,これが睡眠とつきあっていくコツなのです。
眠れない時は,睡眠薬を飲むことを躊躇すべきではありません。よく眠れるなら睡眠薬の眠りで良いのです。睡眠に対してこだわりを捨て,気楽につきあっていくべきなのです。
要するに睡眠時間のベストというものは無いのです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月10日分) 

酒を控えれば肝硬変・肝臓がんにならない?

最近ではお酒を飲まないでも,突然肝硬変になってしまう場合があることがわかっています。特に脂肪肝から肝硬変になるケースがあります。脂肪肝でもしっかり経過観察が必要です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月09日分) 

紫外線を浴びると皮膚がんになる?

これは事実です。
紫外線を浴びるほど,皮膚がんの可能性が高くなります。また白内障にもなりやすくなるという意見も多いようです。
日本ではまだ皮膚がんの発症率が高くないようですが,日焼け止めを塗る,長袖を着るなどの対策をして出かける方が良いようです。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月08日分) 

風邪の時は入浴してはいけない?

「風邪のとき入浴はダメ!」
これには医学的な根拠はありません。
高熱でない限り,風邪でお風呂に入っても問題はありません。またあたたかいうちに早く布団に入ることが大切です。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月07日分) 

特殊なマスクならインフルエンザが予防できる?

新型インフルエンザが流行したとき,マスクが売り切れましたが,N95というますくであれば,ウイルスをカットできます。しかし,きちんと装着していなければ効果はありません。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月06日分) 

手洗い・うがいで風邪を予防できる?

インフルエンザが流行したとき,一斉に手洗い,うがいということになりますが,手洗い・うがいが確実に予防できるというわけではありません。
人ごみを避けるというような,「人にできるだけ接触しないこと」が重要となります。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月05日分) 

ガムは良くない?

ガムは食べ過ぎれば,糖分の過剰摂取になります。しかし,体にはプラスになります。
噛むことは脳血流が増え,脳の働きが活発になるからです。
ただ日本人的な道徳観からは,野球選手などがガムを噛んでいる姿はどうも好きになれないということでしょうか?
YKLSの若返る健康学部・ダイエット学科の森教授もそのことを動画で語っています。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月04日分) 

肉は体に悪いの?

「肉はからだに悪い」という先入観があります。
これは動物性の脂肪が動脈硬化をすすめるという話からきているものです。
しかし動物性のタンパク質はむしろ体にとって非常に重要なもので,事実長寿の高齢者では,肉の消費が多いことも分かっています

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月03日分) 

水道水は体に悪い?

いつからか、「水道水はからだに悪い」という誤解が多くなりました。
日本の水道水の基準から言えば、貴金属などは水道水のほうが、ミネラルウォーターよりも基準が厳しいです。またミネラルウォーターは国によって基準も違ってくるので、一概には言えないですが、塩素殺菌されていませんので、細菌などが入っていることもあります。ミネラルウォーターの飲み残しには、塩素が無いので、殺菌の繁殖する危険があります。水道水のトリハロメタンが気になるようでしたら、煮沸した水道水を冷まして、すばやく飲むのが良いでしょう。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月02日分) 

アルカリ性食品を摂ればアルカリ体質になる?

これはよく言われていることです。
しかし、人間のカラダの水素イオン濃度(酸性かアルカリ性か)は、非常に厳格に保たれています。よほど重症で状態が悪くならない限り、血液はほとんどの場合、弱アルカリ性です。食品によって血液が酸性になったり、アルカリ性になったりするのは、まったく誤解で、食品がアルカリ性か酸性かは、食品を焼いてそれがアルカリ性か酸性かを調べているだけなのです。アルカリ性の食品を食べても胃液によってすぐに酸性になってしまいます。

(著者:米山 公啓 教授 2011年03月01日分) 


こちらのコーナーでは毎日、皆様から頂いた質問にお答えいたします。

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